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それ行け!早乙女研究所所属ゲッターチーム(TV版)!

70年代ロボットアニメ・ゲッターロボを愛するフラウゆどうふの創作関連日記とかメモ帳みたいなもの。

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彼らが「少年と青年の狭間」にいる、ということ

さて。
今日は、TV版ゲッターチームのリョウやハヤト、ムサシやベンケイが「高校生」である…ということについて考えてみたい。
TV版ゲッターロボのキャラクターを考える上で、結構大事なことだと思うからだ。

TV版ゲッターロボのポイントは、主題歌のとおり「♪三つの心が一つになれば 一つの勇気は100万パワー」なのではないだろうか?
リョウ、ハヤト、ムサシ、誰が欠けてもゲッターロボは全力を出せないし、
リョウ、ハヤト、ベンケイの誰がいなくてもそれは100%のゲッターロボではない。
その側面を強調するかのように、ゲッターチームはどいつもこいつも意外と精神的に不安定だ。
リョウは自分の弱みを突かれたら激昂するし仲間を責めるし、
ハヤトはクールな振りをしていても割と自分の予測がはずれたらひどく動揺するし、
ムサシは劣等感だとか自分の想像で勝手に自爆して泣きわめいてたりするし、
ベンケイは自分勝手で周りの気持ちを考えずに突っ走る。

けれど、私は思う。
だって、彼らは10代じゃないか、と。
彼らは「少年と青年の狭間」にいる、不安定な年頃なのだ。
職業柄毎日毎日その年代の若者と顔つき合わせている私も、日々それを感じている。
ありあまるエネルギー、ぶれまくる自画像、多数の中の自分、自分の中の自分。
TV版ゲッターロボの中で、「主人公」であるゲッターチームが見せるもろな弱さは、すごく私には理解できる物に映る。
リョウの歪んで尖った攻撃性、
ハヤトの仲間にすら素直になれない傲慢、
ムサシの我が侭な自暴自棄、
ベンケイの短慮な唯我独尊。
彼らは揺れ動く、揺れ動いてマイナスに大きく振れた針がそんな彼らの影の面を示す。

けれども、彼らには「トモダチ」がいる。
支えあい己の欠点を補うことのできる、仲間がいる。
だからこそTV版ゲッターロボは、「三人の友情とチームワーク」を描いた物語なのだ。
(TV版ゲッターロボ・ゲッターGでは、『三号機乗り』が主役扱いになっているストーリーが本当に数多くあるんだぜ、だから三人のうちの誰もが主役なんだ!

思春期真っ只中の、欠点だらけで希望に満ちた迷える青年たち。
それがTV版ゲッターロボの、ゲッターチームなのだ。

拍手お返事
キタガワ様>
まさしくそうですよね!
今回のエントリは、キタガワ様のおっしゃられた「不安定さ」について考えて見ました。
揺れ動くからこその思春期。その点を考えると、すごくTV版のゲッターチームは「ああ、『高校生』だなあ」と納得がいきますよね^-^

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