ゲッターロボ第四話「燃ゆる血潮の南十字星」試聴。
ハヤトを欠いたゲッターチームがメカロボットに敗北し、ミチルも捕らえられてしまう…ハヤトが姿を消していた理由とは。
初期のハヤトはこんな風に自分勝手に動く奴だった、と言うのがよく出た章。
早乙女博士がすごく印象的なシーンがある。
姿を消したミチルを心配するムサシ、リョウ。
そんな彼らに、博士は笑ってみせる…「あのおてんばが簡単に死ぬはずが無い」
「大丈夫、大丈夫!」
そう言いながら廊下に去っていく…が、
「大丈夫、大丈夫…」
その歩みは直ぐに止まり、彼は壁に手をつき、
彼の言葉は嗚咽に変わる…
「親」としての姿がはっきりと描かれていて、胸を打ちます(´・ω・`)
拍手お返事:
通りすがり様>
ありがとうございます!できるかどうかわかりませんが、やれるだけやります(^ω^)
鉄甲鬼「ぐ…こ、この操作性、手軽さ、そしてデザイン…
あなどれん、あなどれんぞiPodッ!!」
授業にも使ってます、iPod(笑)
ゲッターロボG第16話「死闘!嵐吹く男の道」に出てくるキャラ、鉄甲鬼。
彼とG11話より地雷鬼、G15話より胡蝶鬼。
その三人をチームにして、「ヒャッキーロボG」という小説を以前書きました。
この中で、私は鉄甲鬼のキャラ付けとしてかなりの勝手な設定を付け加えています。
まず、「真面目すぎて変人」という点。
そして、「肩からラジカセをいつもかけていて、音楽を流してばかりいる音楽馬鹿」というもの。
何故こんなことをしたかと言うと、真面目な奴が生真面目に変なことをやるとより面白い、という単純な考えだけですけど(笑)
けれど、私的に大事なのは、彼ら3人をゲッターチームと同世代として書いたことです(これまた勝手な設定付けです)。
百鬼帝国の百鬼百人衆は、どいつもこいつも自分ひとりで戦いたがるという弱点があります。
つまり、自分の力を信じるのはいいのですが、他者を軽視している傾向が強いということ。
それが、逆に欠点をお互い補い合って戦う「チーム」であるゲッターチームとの対比になるのですけど…
そこをあえて彼ら百鬼三人組もチームにすることによって、友情というものを書きたかったのです。
ちなみに、今、こっそりと彼らヒャッキーチームの新作を書いています。
とはいっても、こっそりですけど。
とある場所で、本当にTV版が好きな同士の方にこっそり渡そうと思っています。
まあ、その場所に私がいけるかどうかすらわからないんですけどね!!
無敵ロボトライダーG7第二話「社長はつらいよ」を試聴。
トライダーはやや知名度の低いロボットアニメ作品だが、私はいろんな意味でハイレベルだと思っている。
この第二話では、「敵」…とはいっても主人公・ワッ太たちはその存在を知らない…ロボット帝国の目的が明らかとされる。
それは「地球を支配し地球人を労働力(奴隷化)とする」ために「資源やエネルギーを奪い弱体化させる」こと!
何がすごいって、この目的が終盤までずっと基本的にぶれていないことなのです!
だから狙うのは一貫して宇宙にある基地などであったり、その結果として地球に経済的な困難がもたらされていることが描写されている(ラーメンの値段が上がっている、という会話、家業が立ち行かなくなったクラスメートが引越し転校してしまう…など)。
さすがロボットですね。あ、何か病んでた(壊れてた)ジルバさんはちょっと例外かも。
さて、我らがゲッターロボの敵国たる恐竜帝国や百鬼帝国なのですが、これがまた時々揺らぐんです(笑)
まずは両帝国の目的をおさらい:
恐竜帝国…自分たちを破滅させるゲッター線を研究している早乙女研究所の研究をやめさせる
百鬼帝国…膨大なエネルギーを生み出すゲッター線増幅装置を奪う
なのに。
恐竜帝国は、あくまでその目的を阻む障害の一つでしかないゲッターロボに気をとられ、研究所破壊or早乙女博士の殺害というメインを忘れ去ることが数回(基本的にはゴール様のせいです)。
百鬼帝国も、ゲッター線増幅装置をゲットすればいいと言うのに、増幅装置のある研究所を火責めにしたり、その装置様に自爆装置つける奴がいたり(←剣王鬼)。
うん、
あの、
恐竜帝国も百鬼帝国も、ロボット帝国に研修に行くべきです。
さて。
今日は、TV版ゲッターチームのリョウやハヤト、ムサシやベンケイが「高校生」である…ということについて考えてみたい。
TV版ゲッターロボのキャラクターを考える上で、結構大事なことだと思うからだ。
TV版ゲッターロボのポイントは、主題歌のとおり「♪三つの心が一つになれば 一つの勇気は100万パワー」なのではないだろうか?
リョウ、ハヤト、ムサシ、誰が欠けてもゲッターロボは全力を出せないし、
リョウ、ハヤト、ベンケイの誰がいなくてもそれは100%のゲッターロボではない。
その側面を強調するかのように、ゲッターチームはどいつもこいつも意外と精神的に不安定だ。
リョウは自分の弱みを突かれたら激昂するし仲間を責めるし、
ハヤトはクールな振りをしていても割と自分の予測がはずれたらひどく動揺するし、
ムサシは劣等感だとか自分の想像で勝手に自爆して泣きわめいてたりするし、
ベンケイは自分勝手で周りの気持ちを考えずに突っ走る。
けれど、私は思う。
だって、彼らは10代じゃないか、と。
彼らは「少年と青年の狭間」にいる、不安定な年頃なのだ。
職業柄毎日毎日その年代の若者と顔つき合わせている私も、日々それを感じている。
ありあまるエネルギー、ぶれまくる自画像、多数の中の自分、自分の中の自分。
TV版ゲッターロボの中で、「主人公」であるゲッターチームが見せるもろな弱さは、すごく私には理解できる物に映る。
リョウの歪んで尖った攻撃性、
ハヤトの仲間にすら素直になれない傲慢、
ムサシの我が侭な自暴自棄、
ベンケイの短慮な唯我独尊。
彼らは揺れ動く、揺れ動いてマイナスに大きく振れた針がそんな彼らの影の面を示す。
けれども、彼らには「トモダチ」がいる。
支えあい己の欠点を補うことのできる、仲間がいる。
だからこそTV版ゲッターロボは、「三人の友情とチームワーク」を描いた物語なのだ。
(TV版ゲッターロボ・ゲッターGでは、『三号機乗り』が主役扱いになっているストーリーが本当に数多くあるんだぜ、だから三人のうちの誰もが主役なんだ!)
思春期真っ只中の、欠点だらけで希望に満ちた迷える青年たち。
それがTV版ゲッターロボの、ゲッターチームなのだ。
拍手お返事
キタガワ様>
まさしくそうですよね!
今回のエントリは、キタガワ様のおっしゃられた「不安定さ」について考えて見ました。
揺れ動くからこその思春期。その点を考えると、すごくTV版のゲッターチームは「ああ、『高校生』だなあ」と納得がいきますよね^-^
昨日の夜、ついカッとなってDVD一体型プロジェクタを買ってしまいました。
買ってしまいました。
ま、まあこれでパソコンでネトゲしたり作業したりしながらDVDが流せる(語学学習的な観点で)!
Starvengers、見ててやっぱり気になるのは、ミチル…Ceresの声。
なーんかハスキー…っていうか、それものすごく通り越しておばさんみたいなんだ…
も、もうちょっと若いっぽい声でお願いしたかった…
私の意見が異端でないとは思うのだが、疑う人は是非ここの「いろいろ」からEpisode.13 「こうもり爆弾!危機一髪」よりの英語版を聞いてみてほしいんだぜ…
ちなみにStarvengersでは早乙女博士の奥さん・早乙女和子さんはここぐらいしか出てこないんだが、彼女の名前もここでしか出てこなかったと思う。
さて、彼女の名前は?
1. Maria 2.Linda 3.Jane
答えは聞いたらわかるよ(・∀・)(笑)!
リョウは、気を張り詰めた青年だ。
こうあらねばならない、という理想に、心身をみなぎらせている。
だから彼は自分に与えられた「ゲッターチームのリーダー」という役割に、強く強く自負を持つ。
けれども、彼は己の弱みを他人に見せることを極端に嫌っているように思える。
彼が何かの弾みでその強い攻撃性を仲間たちにぶつけてしまう時、それを垣間見ることができる。
自身の命令をハヤトに無視された時。
ホームシックかとベンケイに言われた時。
時には「そんなささいなことで…」と困惑してしまうくらいに、彼は激昂する。
それくらいに、彼は、張り詰めている。
真面目で、自負心が強く、傲慢で、
己の弱さを認められず、時々冷酷で、そのくせどうしようもなくやさしくて。
不完全な、不完全すぎるヒーロー。
不完全な「高校生」のヒーロー、流竜馬。
TV版ゲッターロボの流竜馬、リョウ。
私は、彼が大好きです。
英語版G"Send out the clowns"を試聴。
日本語版では「月光に踊るピエロ」にあたる。
研究所の中に忍び込む剣王鬼(英語版では"Sword King"ってまんまやん(笑))の、「お前それでいいと思ってんのかよ?!」な監視カメラのごまかし方が必見www
いつもどおり「嫌な予感がする…」とひとり研究所に向かったハヤトさんの機転で素早くその企みを察知したゲッターチーム。
さて、ここでハヤトさん英会話!!!
これであなたもハヤトさん気取り!
何か不吉な予感があったら、ガタン!と食卓の椅子を鳴らして立ち上がり、いぶかしむ仲間たちに向かってこう言いましょう!
"Something's bothering me"
「嫌な予感がする…」
Something'sの'sは、isの省略。
直訳すると、「何かが私を悩ませている、邪魔している」→「嫌な予感がする」となります。
ちなみにこの話、「ハヤトはブラームスでも聞いてたいんだってさプフー」というあの会話も英語になってましたwww
そこまで律儀に訳さんでもwww