ゲッターロボの敵サイドである、恐竜帝国。
地下のマグマ層の中を移動する巨大な「マシーンランド」が彼らの根城。
地上に降る「ゲッター線」が彼らの身体に害を与えるため、その研究をやめさせるために早乙女研究所に戦いを挑む…というのが、このゲッターロボのストーリーのはじまりである。
第16話「恐竜帝国の謎を追え」では、その恐竜帝国における被差別階級である「地竜族」が出てくる。
どうやら、特殊な力(妖術)を持っているために虐げられている…とのこと。
また、その一方で、バット将軍の発言「キャプテンは貴族の中から厳選されてなるものだ」というものから、恐竜帝国には貴族階級が存在することもわかる。
このあたりは、百鬼帝国と比較すると面白い。
百鬼帝国のエリート集団である百鬼百人衆には、老若男女さまざまな人材がいる
⇔恐竜帝国のエリート集団である恐竜帝国軍キャプテンには貴族しかなれない
そのあたりは、建国数十年しかたっていない(30年?)百鬼帝国の歴史の浅さであり、リーダーであるブライ大帝の合理主義のなせる業かもしれない。
逆を言えば、恐竜帝国は、凄まじい長い時間を経ている…
それこそマグマの海の中で、延々と。
社会階級の固定も、それ故なのかな~とか、思ったりします。