さて。
今日は、TV版ゲッターチームのリョウやハヤト、ムサシやベンケイが「高校生」である…ということについて考えてみたい。
TV版ゲッターロボのキャラクターを考える上で、結構大事なことだと思うからだ。
TV版ゲッターロボのポイントは、主題歌のとおり「♪三つの心が一つになれば 一つの勇気は100万パワー」なのではないだろうか?
リョウ、ハヤト、ムサシ、誰が欠けてもゲッターロボは全力を出せないし、
リョウ、ハヤト、ベンケイの誰がいなくてもそれは100%のゲッターロボではない。
その側面を強調するかのように、ゲッターチームはどいつもこいつも意外と精神的に不安定だ。
リョウは自分の弱みを突かれたら激昂するし仲間を責めるし、
ハヤトはクールな振りをしていても割と自分の予測がはずれたらひどく動揺するし、
ムサシは劣等感だとか自分の想像で勝手に自爆して泣きわめいてたりするし、
ベンケイは自分勝手で周りの気持ちを考えずに突っ走る。
けれど、私は思う。
だって、彼らは10代じゃないか、と。
彼らは「少年と青年の狭間」にいる、不安定な年頃なのだ。
職業柄毎日毎日その年代の若者と顔つき合わせている私も、日々それを感じている。
ありあまるエネルギー、ぶれまくる自画像、多数の中の自分、自分の中の自分。
TV版ゲッターロボの中で、「主人公」であるゲッターチームが見せるもろな弱さは、すごく私には理解できる物に映る。
リョウの歪んで尖った攻撃性、
ハヤトの仲間にすら素直になれない傲慢、
ムサシの我が侭な自暴自棄、
ベンケイの短慮な唯我独尊。
彼らは揺れ動く、揺れ動いてマイナスに大きく振れた針がそんな彼らの影の面を示す。
けれども、彼らには「トモダチ」がいる。
支えあい己の欠点を補うことのできる、仲間がいる。
だからこそTV版ゲッターロボは、「三人の友情とチームワーク」を描いた物語なのだ。
(TV版ゲッターロボ・ゲッターGでは、『三号機乗り』が主役扱いになっているストーリーが本当に数多くあるんだぜ、だから三人のうちの誰もが主役なんだ!)
思春期真っ只中の、欠点だらけで希望に満ちた迷える青年たち。
それがTV版ゲッターロボの、ゲッターチームなのだ。
拍手お返事
キタガワ様>
まさしくそうですよね!
今回のエントリは、キタガワ様のおっしゃられた「不安定さ」について考えて見ました。
揺れ動くからこその思春期。その点を考えると、すごくTV版のゲッターチームは「ああ、『高校生』だなあ」と納得がいきますよね^-^
昨日の夜、ついカッとなってDVD一体型プロジェクタを買ってしまいました。
買ってしまいました。
ま、まあこれでパソコンでネトゲしたり作業したりしながらDVDが流せる(語学学習的な観点で)!
Starvengers、見ててやっぱり気になるのは、ミチル…Ceresの声。
なーんかハスキー…っていうか、それものすごく通り越しておばさんみたいなんだ…
も、もうちょっと若いっぽい声でお願いしたかった…
私の意見が異端でないとは思うのだが、疑う人は是非ここの「いろいろ」からEpisode.13 「こうもり爆弾!危機一髪」よりの英語版を聞いてみてほしいんだぜ…
ちなみにStarvengersでは早乙女博士の奥さん・早乙女和子さんはここぐらいしか出てこないんだが、彼女の名前もここでしか出てこなかったと思う。
さて、彼女の名前は?
1. Maria 2.Linda 3.Jane
答えは聞いたらわかるよ(・∀・)(笑)!
リョウは、気を張り詰めた青年だ。
こうあらねばならない、という理想に、心身をみなぎらせている。
だから彼は自分に与えられた「ゲッターチームのリーダー」という役割に、強く強く自負を持つ。
けれども、彼は己の弱みを他人に見せることを極端に嫌っているように思える。
彼が何かの弾みでその強い攻撃性を仲間たちにぶつけてしまう時、それを垣間見ることができる。
自身の命令をハヤトに無視された時。
ホームシックかとベンケイに言われた時。
時には「そんなささいなことで…」と困惑してしまうくらいに、彼は激昂する。
それくらいに、彼は、張り詰めている。
真面目で、自負心が強く、傲慢で、
己の弱さを認められず、時々冷酷で、そのくせどうしようもなくやさしくて。
不完全な、不完全すぎるヒーロー。
不完全な「高校生」のヒーロー、流竜馬。
TV版ゲッターロボの流竜馬、リョウ。
私は、彼が大好きです。
英語版G"Send out the clowns"を試聴。
日本語版では「月光に踊るピエロ」にあたる。
研究所の中に忍び込む剣王鬼(英語版では"Sword King"ってまんまやん(笑))の、「お前それでいいと思ってんのかよ?!」な監視カメラのごまかし方が必見www
いつもどおり「嫌な予感がする…」とひとり研究所に向かったハヤトさんの機転で素早くその企みを察知したゲッターチーム。
さて、ここでハヤトさん英会話!!!
これであなたもハヤトさん気取り!
何か不吉な予感があったら、ガタン!と食卓の椅子を鳴らして立ち上がり、いぶかしむ仲間たちに向かってこう言いましょう!
"Something's bothering me"
「嫌な予感がする…」
Something'sの'sは、isの省略。
直訳すると、「何かが私を悩ませている、邪魔している」→「嫌な予感がする」となります。
ちなみにこの話、「ハヤトはブラームスでも聞いてたいんだってさプフー」というあの会話も英語になってましたwww
そこまで律儀に訳さんでもwww
英語版G"Free ticket to danger"を試聴。
日本語版では「海底に消えたジェット機」にあたる。
ベンケイちゃんのもとに「お前懸賞クイズ当たった、香港旅行やる」というハガキがきて、ホイホイそれに乗ったミチルと元気が飛行機に乗ると、その飛行機が百鬼にハイジャックされてさあ大変…ちゅう話。
ベンケイ、後から「そんなクイズ応募した覚えないんだけど」とかボケたことを言い出し、そこから「えっなんか罠じゃね」という展開になるのだが…
何故もっとはよ気づかん!!と言いたいところである。
てか、ベンちゃんならではの役割だよね、このボケ。
しかしリョウもハヤトも途中まではあっさり信じてますしなあ。
人間、ただのものには弱いんだねえ(;´∀`)
ところで、当選ハガキをひったくったミチルさんの「フフン!ε=(`・ω・´)」みたいな顔めっちゃかわいかった
ベンケイさんぽかーん(笑)
最近風呂に入る時は、"Starvengers"のDVDを見ている。
Starvengersとは、ゲッターロボGの英語吹き替え版だ。
主な紹介はこちら。
いろいろと違う点はあるのだが、やはり訳されなかった回が多いのが残念だ。
たとえば地虫鬼、胡蝶鬼、鉄甲鬼など、結構有名なゲスト敵キャラが出てくる話が使われていなかったりする。
それも英語で見たかったなあ…(´・ω・`)
11月に作る本にはこの英語版ゲッターGの情報も入れたいので、頑張って聞いてます(´∀`)
ところで、今あるマジンガーSSを書いているところです。
サイトには多分載せません。
なぜかと言うと、これはとある方の本に入れていただくゲスト原稿だからです。
締め切りは6月、早くしないと(;´∀`)